更新日 2025年03月12日
がん診療連携拠点病院
全国どこでも安心して質の高いがん医療を受けることができる体制を確保するため、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院として、国が指定する病院です。
がん診療連携拠点病院には、各都道府県で中心的役割を果たす「都道府県がん診療連携拠点病院」と、都道府県が定める地域ごとに中心的な役割を果たす「地域がん診療連携拠点病院」があります。
東京都内には、現在、2か所の都道府県がん診療連携拠点病院と27か所の地域がん診療連携拠点病院があります。
地域がん診療病院
がん診療連携拠点病院がない二次保健医療圏において、都道府県の推薦を基に、国が指定する病院です。基本的に隣接する地域のがん診療連携拠点病院のグループとして指定され、がん診療連携拠点病院と連携しつつ、専門的ながん医療の提供、相談支援や情報提供などの役割を担っています。
東京都内には、現在、東京女子医科大学附属足立医療センター(グループ指定:東京都立駒込病院)の1か所あります。
東京都がん診療連携拠点病院
専門的ながん医療を提供するため、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有する病院として、東京都が独自に指定した病院です。東京都内には、現在9か所あります。
東京都がん診療連携協力病院
肺がん、胃がん、大腸がん、肝がん、乳がん及び前立腺がんの6つの部位ごとに、専門的ながん医療を提供している病院として、東京都が独自に指定した病院です。東京都内には、現在20か所あります。
小児がん拠点病院
地域における小児がん医療及び支援を提供する中心施設として、また、AYA世代にあるがん患者に対して適切に医療及び支援を提供する施設として、国が指定した病院です。地域全体の小児・AYA世代のがん医療及び支援の質の向上に資すること、長期フォローアップの体制整備、地域における小児・AYA世代がん医療連携体制の構築等の役割を担っています。東京都内には、現在2か所あります。
東京都小児がん診療病院
小児がん拠点病院のほかに、東京都内で小児がんに関する高度な診療提供体制を有する医療機関について、「東京都小児がん診療病院」として、都が独自に指定しています。東京都内には、現在13か所あります。
がんゲノム医療拠点病院等
がんゲノム医療は、「がんゲノム医療中核拠点病院」、「がんゲノム医療拠点病院」、「がんゲノム医療連携病院」等において行われています。下記のページでは、東京都内におけるがんゲノム医療提供体制について、紹介しております。
緩和ケア提供医療機関
緩和ケアは、がんの治療中かどうかや、通院、入院、在宅療養などの場を問わず、いずれの状況でも受けることができます。下記のページでは、東京都内における緩和ケア提供体制(緩和ケア外来及び病棟、在宅医療等を提供する医療機関)について、紹介しております。