AYA世代(15歳から39歳)のがんについて

更新日 2025年03月14日

AYA世代がんとは

 15歳から39歳までの思春期・若年成人(Adolescent and Young Adult)に発症するがんを指します。毎年、全国で年間約2万人、都内では約2,800人のAYA世代の方が、新たにがんの診断を受けるとされています。
 AYA世代に多いがんの種類は、患者の年代によって異なります。AYA世代のうち、15歳から19歳では白血病、リンパ腫、骨軟部腫瘍、脳腫瘍など、小児にも多いがんが見られます。一方、20代ではこれらが減少し、30代では乳がんや子宮頸がんなど、成人のがんが多くを占めるようになっていきます。

AYA世代がんの特徴

  1. ライフステージへの影響
    AYA世代は、学業、就職、結婚、妊娠・出産、育児など、多くの重要なライフイベントを迎える時期です。がんにかかると、これらの予定や活動が大きく影響を受けることがあります。
  2. 多様性と医療連携の必要性
    AYA世代のがんは、患者の数が少なく、がんの種類も多様で、小児科や様々な診療科に分散しています。患者の個別のニーズに対応するためには、多職種、多領域の医療従事者(※)による連携が重要となります。
    ※小児科医や腫瘍専門医、看護師、心理士など

AYA世代がんに関する情報

1. 国立がん研究センターが運営するサイト(がん情報サービス)には、より詳しい情報が掲載されています。


2. AYA世代のがん患者さんに知ってほしいことや相談窓口などを紹介しています。


3. 相談支援に関するがん患者さん、ご家族、医療関係者向けの情報です。


4. 生殖機能に影響するおそれのある治療を受けるがん患者さん向けの情報です。


5. がん治療に伴う外見の変化の悩みを抱えている患者さん向けの情報です。


6. 自宅で療養生活を送る40歳未満のがん患者さん向けの情報です。


7. がん治療後の晩期合併症等に対処するために行う長期フォローアップについての情報です。

参考情報

1. 社会保障制度など公的な支援制度の概要と詳細、窓口などについての情報です。


2. 入院している児童・生徒に対する教育についての情報です。


3. 東京都が実施している子育て支援サービスについての情報です。


4. 区市町村が実施している子育て支援サービスについての情報です。