更新日 2025年11月21日
患者さんやご家族が、退院した後の生活を考えて入院生活を送ることができるよう、入院中の教育支援についてご紹介します。
入院中の生活
入院中も保育や教育を継続できます
入院中であっても、患者さんの発達や発育を促す働きかけや、教育を継続するための支援が行われます。
小児病棟がある病院には、病棟保育士などが配置されていたり、学校に通っている患者さんのために院内学級や訪問教育のしくみが設けられています。
学校に通っている患者さんが入院中に院内学級や訪問教育で教育を受ける場合は、もとの学校と連絡を取り、必要に応じて転籍の手続きを行います。高校や私立校の場合は、学校により対応が異なりますので、事前に相談することが大切です。
通っていた学校の授業をオンラインで受けることができる場合もありますので、まずは学校にご相談ください。
退院後の生活のためにやっておくとよいこと
退院後は、もとの保育園・幼稚園や学校へ戻ることになります。治療の経過や今の患者さんの様子などについて、入院時からもとの保育園・幼稚園や学校と連絡を取り、情報を共有しておくことが大切です。
成長や発達についてのご心配、復学後の学校生活についてのご心配などへの対応、就労時期には、就労支援プログラムを提供している病院もあります。詳細は、病院の相談窓口にご確認ください。
退院にむけて
治療が落ち着いてきたら、もとの保育園や学校に戻る準備を始めましょう。どんな内容を伝えればよいか迷う場合は、病院の相談員と確認すると安心です。可能であれば、病院や学校関係者と話し合い、情報共有の場を持つことで、復学時の不安や配慮するべき点が学校に、より伝わりやすくなるでしょう。
詳細については、下記よりご確認ください。
病院内教育
都立特別支援学校では、病院に入院している児童・生徒に対する教育を行い、退院後の学校生活にスムーズに戻ることができるよう支援しています。
詳細については、下記よりご確認ください。
参考情報
国立がん研究センターが運営するサイト(がん情報サービス)には、がんと診断された子どもの学校に関する情報が掲載されています。
