更新日 2025年03月24日
院内がん登録とは
院内がん登録は、国が指定するがん診療連携拠点病院等を中心に、全国約850病院で行われているもので、各施設でがんの診療を行ったすべての患者さんのデータを全国共通のルールに従って登録するものです。
登録するデータは、がんの部位や進行の程度、診断の方法、治療の方法とその結果などの99項目です。氏名、住所、生年月日なども集められますが、施設の外に出す際には、匿名化されます。院内がん登録を行っている病院では、登録した院内がん登録データを用いて、がんの診療状況の評価等を行ったり、情報を公表したりします。また、登録データは、国立がん研究センターに提出します。
国立がん研究センターでは、各病院から提出されたデータを用いて、全国の病院で行われたがん診療の状況を集計、分析し、その結果を「院内がん登録全国集計」として公表しています。「院内がん登録全国集計」は、各病院で毎年新たに院内がん登録に登録されたデータを集計、分析した報告書で、全国、都道府県別、病院別、がんの種類別に、がんの診療数や進行度、行われた治療などを知ることができます。がん情報サービスでは、「院内がん登録全国集計結果閲覧システム」を公開し、その内容を誰でも簡単に検索し閲覧できるようにしています。
(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」 院内がん登録とは)
東京都の院内がん登録データについて
東京都では都内医療機関の院内がん登録データについて、院内がん登録全国集計結果閲覧システムより抜粋し、比較・分析しています。
登録データの分析結果については、以下よりご覧いただけます。
※データで分かるのは、主に病院別のがん診療数ですが、診療数の多い病院が必ずしもよい病院とは限らないことにご留意ください。
また、院内がん登録全国集計結果閲覧システムより、以下の項目別にデータを集計しています。
ア 性別登録数
イ 年齢階級別・施設別 登録症例数
ウ 部位別・施設別 登録症例数
エ 来院経路別・施設別 登録症例数
オ 発見経路別・施設別 登録症例数
カ 症例区分別・施設別 登録症例数